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トヨタ紡織×機械系の仕事

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トヨタ紡織×機械系の活躍フィールド

トヨタ紡織の目指す「上質な時空間」の実現には、実に様々な技術が必要ですが、その中でも特に活躍のフィールドが広がっている技術分野が「機械系」です。ここでは、シート・ドアトリム・燃料電池の分野で活躍する技術者に、仕事の現状と、将来の展望を紹介します。

黒川公恭
シート事業本部
Rrシート骨格開発部
機械システム工学専攻
2013年入社
佐々木隼
ユニット部品事業本部
ユニット部品開発部
電気電子工学専攻
2013年入社
飯島慎太郎
内外装事業本部
ドアトリム設計部
機械工学専攻
2014年入社
Q1
入社動機と現在の業務内容を教えてください。
■黒川
自分が興味を持てること、かつ自分の能力を生かせる場だと感じたので志望しました。現在は、シート骨格の開発・設計を担当しています。
■飯島
私は、自動車部品の中でも、内装やシートといった、ユーザーが直接触れる製品に興味があり志望しました。現在は、トリムの設計業務をしています。設計というと図面を書くことが全てという印象がありますが、トリムの性能である内装の意匠性向上、乗員保護、操作性向上を実現するべく、最適な構造を考え、車のボデー設計や、デザインへ要望を出し、形にしていきます。
■佐々木
私は電気系の出身ですが、専攻は関係なく、自分が見て触って使うことができる製品を手掛けたいと思って就職活動をしていました。現在は燃料電池のプレス部品を担当しています。燃料電池はアノードとカソードという板があり、それぞれに酸素と水素を流し込むことで反応させ、電気を取り出しています。そのアノード側の板が私の担当する部品です。
Q2
学生時代に学んだ知識は仕事に生かせていますか?
■黒川
特に材料力学の知識が生かせています。乗員保護の観点から安全が最重視されるため、強度・剛性・耐久性の確保が不可欠です。一方で、燃費性能向上のための軽量化も求められます。これらを両立させるための検討に材料力学の知識を用いています。
また、昨今では、軽量化のためにアルミニウムやマグネシウムなども使用されるため、大学で研究していたダイカスト(※1)の知識も生かせる場があると考えます。
(※1)ダイカスト:溶融金属を金型に高圧で注入し、高い寸法精度の鋳物を短時間に大量に生産する鋳造法のこと
■飯島
ドアトリムも、強度・耐久性が求められますので、材料力学は必須です。また、強度を保ちつつ、衝突事故が起こった際にはうまく壊れて乗員を保護しなければならないため、破壊力学も重要です。
■佐々木
担当する部品は0.1ミリ厚のチタンを高精度プレスして成形しており、材料工学の中でも特に弾性変形や塑性変形の知識が必要です。私は電気系出身で、新しく身につける知識がほとんどです。自分で勉強するほか、職場内の教育や現場に足を運ぶことで知識を吸収しています。覚えることが多くて大変ですが、日々成長を実感できています。
Q3
これからの技術の広がりは?
■黒川
軽金属の使用にあたり、それらの材料特性および加工法に関する知識を身につける必要があると感じています。また、それだけではなく、乗り心地や外観等、様々な性能が求められるシートにおいて、設計者が幅広い知識を身につけることが効率的な開発につながると考えています。
■飯島
ドアトリムにおいても加工方法を知っておくことは必要です。型の中で樹脂などの材料がどのように流れるかを考えるうえでは流体力学も必要ですし、過酷な走行条件での使用を考えると、振動工学の知識も高めていかなければいけないと思っています。
■佐々木
燃料電池では、自動車メーカーから支給される図面は、機能性を考慮したもので、部品として成立させるための加工性は、私たちが考え提案していかなければなりません。そのためには、私たちも発電の原理を学ぶ必要があり、独自で様々なトライを重ねています。「究極のエコカー」と呼ばれる燃料電池車の普及には、インフラ整備など社会的課題も多いですが、環境保護につながる大きな仕事ですし、そうした技術を高めていく努力は必要だと思っています。
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