

WORKS&PEOPLE
CAREER
INTERVIEW
企画マネジメント
持田 彰仁
Mochida Akihito
シート事業本部 ACT事業室
リベラルアーツ学群卒 2017年入社
飛行機の座席シートの分野で 世界トップ3のシェアをめざす。

父が航空機の部品を作る会社を経営していたことから業界に興味を持ち、前職も航空機の内装部品会社の営業職でした。ですがその頃に、航空機市場は欧米メーカーの寡占であることを痛感。トヨタ紡織にはこの状況を打開できるポテンシャルがあると感じ、転職を志望しました。
01 現在の仕事
民間航空機の座席の企画と
海外市場への拡販がミッション。
入社から民間航空機の座席の開発・設計・生産技術・企画業務をおこなっているACT事業室に配属。現在の主な業務は、ボーイング社やエアバス社に当社の座席を扱ってもらうための新規OEM認証取得や、そこからの拡販です。こうした活動が実を結び、2021年・2023年の2回にわたり、トヨタ紡織のエコノミークラス座席のモデルがボーイング社のカタログに登録されました。これにより、世界各国のエアラインが同社で航空機を発注するに伴い、トヨタ紡織の座席が選ばれる可能性が広がります。現在の航空機座席市場は海外の3社が85%以上のシェアを寡占しています。当社をそこに食い込ませ、業界トップ3に入ることが当面の目標です。

02 やりがいエピソード
担当した航空機の初フライトに搭乗。
ミッション完了を空で実感した。
ボーイング社などへのアクションのほか、国内エアラインとの共同開発プロジェクトも担当しています。現在進めているのが、航空機の座席開発の中で生まれるクッションやカバーの端材を活用したアップサイクル商品の企画です。SDGsへの取り組みを進める国内エアラインと提携し、完成後はECサイトで販売することを計画しています。また共同開発で思い出深いのは、2021年12月に就航を開始したANA B787-9機向けのエコノミークラス座席を担当したことですね。初フライトに招待いただいたのですが、トヨタ紡織の社名とロゴが刻まれた座席に座って空へと離陸した瞬間に、プロジェクトが終わった達成感が胸に押し寄せました。

03 転職して感じた印象
車由来の社内用語に驚くも、
入社への不安は1時間で解消。
当社の新規事業として発足したACT事業室は、社員のほとんどが航空業界からの転身組です。上下関係を感じさせないフランクで主体性を大事にする環境が私の性に合っていて、中途採用への不安は入社後1時間で消えていました。また入社当初に面白く感じていたのが、車に由来する社内用語が多いことです。とはいえ事業部内では航空業界で使われる用語に調整されていったので、働くうえでの問題はなかったです。

04 ならではの強み・魅力
個の意見が尊重され、
会社の改善・進展につながる環境。
一番の魅力は「個」を尊重し「集」の力を伸ばす環境だと思います。企業の規模が大きいほど「集」の力にフォカースされてしまうと思いますが、私がいる部署は「個」のアイデアを尊重することで集団の力を高める環境があります。また会社全体で多様性や持続可能な社会の実現に向けて活動しているのも強みだと思います。私自身、根幹を大切に残しつつも、新しいことを受け入れ成長をめざす当社の企業スタイルに共感しています。

お気に入りのゲーミングチェアで
インドアに過ごしています。
休日はインドアに過ごすのが基本です。旅行先のおすすめスポットや、よく使われる英単語やフレーズを紹介する動画を作ってSNSなどに投稿。ゲームも好きで、お気に入りのゲーミングチェアでまったりしてます。

実現したい夢・目標
「好きだな、トヨタ紡織」の
スローガンを世間に浸透させたい。
業界トップ3入りを目標に、今後はビジネスクラスなどの座席開発にもチャレンジしたいと考えています。そのために重要なのはトヨタ紡織の認知度を一般にも広げていくことで、当社のスローガンである「好きだな、トヨタ紡織」を世間に浸透させたいと思っています。最近ではSNSで「トヨタ紡績の座席は座りごごちがいい」というような、飛行機利用者の投稿を発見することも増えました。当社のファンが増えたようで嬉しいですね。