

WORKS&PEOPLE
INTERVIEW
生産管理
尾畑 智広
Obata Tomohiro
ユニット部品事業本部 電動製品生産技術部
工学部 電気・電子情報工学科卒 2020年入社
トヨタMIRAIの量産に携わりながら 燃料電池の開発に携わる未来を描く。

2020年4月
入社
2020年5月
ユニット部品事業本部ユニット部品生技部(現電動製品生産技術部)へ配属
2024年6月
トヨタ自動車出向
現在に至る
もともと車が好きだったのと、大学で電池の研究をしていたことから、自動車・電池関係の業界に興味を持っていました。またさまざまなメーカーの車に携わりたいという気持ちから、完成車メーカーより部品メーカーを志向。トヨタ紡織を選んだのは、会社説明会でシート部品センターの社員の方の話を聞く機会があり、目標をもって生き生きと仕事をされている姿に感銘を受けたからです。このような方と一緒に仕事をしたいと思いました。
01 現在の仕事
FCV車の部品に関わるチームで
生産ライン改善や研究開発を担当。
所属部署では、ハイブリッド(HV)車や燃料電気自動車(FCV)の電動化部品を扱っています。私は入社より、トヨタFCV車・新型MIRAIの燃料電池部品となるセパレーターの生産ラインを担当。さらに現在は次世代以降のMIRAI開発を見据えた、燃料電池パック開発プロジェクトにも参加しています。これは、部品製造に終わっている現状を、自社で燃料電池パック製造まで完成させられる未来へと変えようというもの。私が任されているのは、セパレータの機能を向上させる表面コーティングをより安く・早く行える工法を探す業務。より発電効率が高い燃料電池パックを自社生産し、幅広いメーカーとの取引が広がる未来を実現させたいです。

02 入社して感じた印象
プライベートでも交流したくなる
先輩や同期がいる部署です。
配属されてまずの印象は、上司や先輩の人柄の良さや部署内の風通しのよさです。業務時間内でも雑談して息抜きする一方で、打ち合わせや現場での業務となれば真剣に取り組み、メリハリをつけて仕事をしている方が多いと感じています。また若手の入社も多いので、同期同士でお互いを高めあえる環境がありますし、一緒に食事やゴルフに行ったりもする仲が良い部署です。また賃金や福利厚生が毎年改善されているのも良い点だと思いいます。

03 やりがいエピソード
生産ラインを担当している
新型MIRAIを街で見ることが喜び。
入社当初は分からないことだらけでしたが、トヨタ紡織には職場先輩制度があり、入社後1年ほど配属チームの先輩と一緒に仕事をしながら業務を覚えていきます。少しずつ一人で仕事をこなせるようになり、入社4年目の現在は先輩や上司・他部署の方々から感謝されることも増えました。やりがいを感じるのは、生産ラインを担当している燃料電池用セパレータを搭載した新型MIRAIを街中で見かけたときです。まだまだ売れている台数は少ないですが、MIRAIをご購入いただいたお客さまのカーライフを支える一部となれていることが一番の喜びです。また今後はメーカーや車種を超えて、当社の電動化部品が使用されるようになるといいなと思っています。

04 ならではの強み・魅力
海外拠点やトヨタ自動車での
新しい事業に関われる環境がある。
キャリアアップの道筋として海外拠点経験と出向というルートがあります。タイミング次第ではあるのですが、うちの部署で生産しているHV車の部品の生産拠点を海外につくろうという動きが活発化しており、海外拠点で働ける制度を利用して、拠点や生産ライン立ち上げに関わった先輩後輩が実際にいます。また私は今年6月にトヨタ自動車へ出向し、セパレーターを別の素材で作れないかという研究開発に参加する予定です。

ロングドライブで遠出。
ゆっくり旅して回るのが好き。
長期休暇が取れるため、私はゴールデンウィークやお盆の連休を活用して、遠方の東北や九州などへとドライブ旅行に行くのが恒例になっています。4泊ぐらいをかけてゆっくり地域を巡るのが好きですね。

実現したい夢・目標
トヨタ紡織を牽引する部署に
ユニット部品事業を成長させたい。
近い目標としては、やはり部品であるセパレーター生産だけに終わらず、燃料電池パック全体を生産できる体制へと事業部を成長させることです。現在のトヨタ紡織はシート・内外装事業がメインとなっていますが、モビリティーの電動化の波に乗り、いつかユニット部品事業を、シート・内外装事業と肩を並べられる存在に成長させたいと思っています。